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閉眼供養(へいげん、または、へいがんくよう)
出典:IBC冠婚葬祭辞典
閉眼供養(へいがんくよう、また、はへいげんくよう)とは、墓石、仏壇、位牌などから故人の魂を抜く儀式です。魂抜きや抜魂式、性根抜きとも呼ばれ、お墓を新しく建てる時、お墓の場所を移動する時に行います。また、仏壇を処分するとき、戒名を追加でお墓に彫刻するときにも行われます。 入魂した仏様の魂を抜き、墓石を自然の元の石に変えます。 永代供養を目的に、以前の墓石の遺骨を永代供養施設に移す場合は、一般的に「改葬」の手続きが必要となります。
閉眼供養の意義
・改めて故人の魂を新しい場所に移すため為
・故人への思いを新たにするため
・ご遺族の心の整理をするため
・整理・処分するため
閉眼供養の方法
・霊園、寺院、石材店などに連絡を入れ、手続きなどの段取りし費用などの確認を終えます
・仏壇、お墓などの掃除をします
・祭壇や供え物などをします。(地域により供え物や供えないなど異なります)
・仏壇、霊園、寺院、墓地などの場にて、僧侶が読経を行ない、「お墓、仏壇、位牌など」故人の魂抜きをします
・僧侶へお布施を渡します
・墓に移す場合には、開眼供養が行われた新しい所に移します
のし紙・掛紙の水引や表書について
住職への御礼は、白地または弔事の封筒を使用し、表書に「御布施」または「お布施」と縦書きで書き、その下に氏名(苗字のみでも可)を記載します。
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閉眼の意味は、仏様の目を閉じるということで、「魂抜き(たましいぬき)」や「性根抜き(しょうねぬき)」「御魂抜き(みたまぬき)」とも言われます。宗派によって少し意味合いが異なり、浄土真宗では、閉眼法要にあたる儀式を「遷仏法要(せんぶつほうよう)」と言います。