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玉串料(たまぐしりょう)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

玉串料とは、神社でご祈祷やお祓いを受けた際、神様への感謝の気持ちとして、榊(さかき)の木の枝に紙垂(しで)を付けた玉ぐしの代わり、神様へのお供え物として渡すお金です。

由来・起源・制定

玉串とは本来、榊の木の枝に紙垂(しで)を付けたものを指します。ご祈祷などの神事の際は、玉串を神前に捧げますが、昔、玉串は参拝者が用意するものとされていました。時代の変化によって、代わりにお金を納めるようになったと言われています。

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用途

玉串料は、慶事だけでなく、弔事にも使われることが一般的です。慶事の場合は、出産祝い、お宮参り、七五三、帯祝、仕事始めなどの厄除け、厄払いのご祈祷に対する神社へのお礼の際に「表書」として使われます。
また、玉串料は、通夜、葬儀など、神道の弔事の際にも神社への謝礼の「表書」として使われます。
同じように使われることがある言葉で、「初穂料」がありますが、慶事の際に使われるのが一般的で、弔事には使用されません。
慶事で使用する場合には、神様へのお礼という意味では両者に違いなく、どちらを使用しても構いません。
ご祈祷は神社だけでなく、お寺でもお願いできますが、お寺でのご祈祷には「玉串料」という言葉はあまり使用しません。お寺でご祈祷をする場合には「御祈祷料」「お布施」などを使用します。

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お金に関する事項

一般的なご祈祷、お祓いの金額は、神社によって異なりますが、一般的には5,000円から1万円が相場とされています。神社やお寺のホームページなどで紹介されていることも多く、事前に電話で確認しても良いでしょう。
慶事の場合のお金は、新札でなくても良いですが、なるべく綺麗なお札を用意しましょう。
神式で葬儀を行う場合の「玉串料」は、一般的に30万円から40万円程度が相場とされています。ただし、神社によっては金額が明確に決められている場合や、神社の規模や地域によって相場が異なる場合もあるため、事前に神社に確認するのが確実です。
弔事の場合は、新札の使用は避けるのがマナーです。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

慶事の際に「玉串料」を収める際は、のし袋入れて渡すのがマナーです。のし袋には、「玉串料」または「御玉串料」と書きます。
水引は、紅白の蝶結びが一般的です。
弔事の際に「玉串料」を包むのし袋は、水引の色が双銀または黒白の結び切りを使用します。表書きは「御玉串料」とします。

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