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入学・卒業祝い(にゅうがく・そつぎょういわい)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

入学祝いとは、小・中・高校や大学、専門学校などに入るときのお祝いを言います。卒業祝いとは、それぞれの教育課程を終了したときのお祝いを言います。

日付や時期

卒業祝いはできれば卒業する月の中旬から月内まで、遅くても入学(就職)前に贈ります。
入学祝いは、入学が決定している場合には3月初旬から中旬あたりの早めに贈ると喜ばれます。 遅くとも入学式の前には贈ります。

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行事や風習・慣習、季節に関する事項

それぞれの教育課程の学校で、入学式、卒業式が執り行われ、式の後は、参列者で食事会も行うのも一般的です。入学式、卒業式には、両親や親族の列席を認めている学校も多くあります。

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贈答品などについて

小学校の入学祝いとして、祖父母がランドセルを買うのが一般化する中、両家のどちらの祖父母が買うのかという議論が長く続いてきました。近年は「祖父母は小学校入学のお祝い金を贈り、ランドセルは両親が購入するということでどうでしょうか」などと提案するランドセルメーカーも見られます。
ランドセル以外の入学の贈り物としては、鉛筆などの文具、ハンカチ、マグボトル、目覚まし時計、子供用お箸などの人気が高いようです。また中学入学では、ボールペン(名入)、図書カード、腕時計、リュックサックなど。高校入学では、男子の場合はPC周辺機器(パソコン・USBメモリなど)、ブランドの財布、ボールペン・シャープペン・万年筆などの筆記用具や、鞄、ペンケースと続きます。女子の場合は、PC周辺機器の他、コスメグッズ(ネイルやリップケアグッズなど)、ブランド財布、ポーチなどの雑貨、 腕時計などが選ばれています。
大学入学の場合は、ボールペン、トートバッグ、定期入れ、USBメモリ、シャープペン、カタログギフトが男女共通で人気があります。女性にはアクセサリーや化粧雑貨なども人気です。
卒業祝いは、次の教育課程(学校)の入学や就職を控えていることが多く、入学や就職のお祝いと一緒にされる場合も多いようです。

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お金に関する事項

お祝いの品やお金の目安は、入学祝いは5,000円~1万円相当が目安で、贈り先との関係や進学先(年齢)によりますが、基本的に贈る相手の血縁が近く、贈る側の年齢が上になるほど、入学祝いの相場は高くなると考えておけば問題がなさそうです。
例えば、祖父母が孫に入学祝いを贈る場合は、幼稚園・高校・大学では1万円、小学校で2万円、中学校で3万円程度が目安といわれています。
叔父・叔母として兄弟姉妹の子供に贈る場合は、すべてのケースで1万円程度、友人の子供に贈る場合は、幼稚園では3,000円~5,000円程度、それ以外は5,000円~1万円程度が一般的です。お祝い金は新札を用意するのが良いとされます。

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返礼やお返しについて

一般的に入学卒業祝いの返礼は行いません。お祝いの食事会を催す場合は、招待をしたことがお礼になります。
親戚にお祝い金をいただいた場合、その親戚の子供の入学・卒業の際に同額のお祝い金を贈るなどして対応することが多いようです。

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のし紙・掛紙の水引や表書について

お祝いの品やお金につける水引は赤白の「花結」で、表書は「御入学御祝(卒業)」「祝御入学(卒業)」、単に「御祝」でも構いません。
入学試験を受けて入学する場合は、「合格御祝」と書く場合もあります。

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服装やマナーなど

入学式や卒業式に出席する際は、親や親族はスーツなどの準礼装、またはそれに準ずる清潔できちんとした服装で参列します。

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