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閉眼供養(へいげん、または、へいがんくよう)

出典:IBC冠婚葬祭辞典

閉眼供養(へいがんくよう)とは、墓石、仏壇、位牌などから故人の魂を抜く儀式です。魂抜きや抜魂式、性根抜きとも呼ばれ、お墓を新しく建てる時、お墓の場所を移動する時に行います。また、仏壇を処分するとき、戒名を追加でお墓に彫刻するときにも行われます。 入魂した仏様の魂を抜き、墓石を自然の元の石に変えます。 永代供養を目的に、以前の墓石の遺骨を永代供養施設に移す場合は、一般的に「改葬」の手続きが必要となります。

閉眼供養の意義

・改めて故人の魂を新しい場所に移すため為
・故人への思いを新たにするため
・ご遺族の心の整理をするため
・整理・処分するため

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閉眼供養の時期

閉眼供養(魂抜き)のタイミングは、墓じまいや仏壇の処分、またはお墓や仏壇の移転前に、行うのが一般的です。具体的には、お墓の撤去作業を行う数日前に行うことが多いです。また、新しくお墓や仏壇を建てる際にも、開眼供養と合わせて行うことが多いです。僧侶の手配は、閉眼供養を行う2週間前までに済ませておくと良いでしょう。
閉眼供養の費用は、お布施として僧侶に渡す金額で、一般的には5万円~10万円が相場です。
・墓じまい:墓じまいの際に、お墓に宿る魂を抜き取るために行います。
・お墓の改葬:お墓を別の場所に移動する際、新しい場所へ魂がスムーズに移れるようにするために行います。
・仏壇の撤去・処分:仏壇を処分する際や、引っ越しの際に仏壇を撤去する際に行います。
・お墓の改装:お墓の階層を行う際にも行うことがあります。
⇒開眼供養へ

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供養の種類

供養の種類については、「供養」を参照のこと。
⇒供養へ

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のし紙・掛紙の水引や表書について

住職への御礼は、封筒の表書に「御布施」と縦書きで書き、その下に氏名(苗字のみでも可)を記載します。

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その他

閉眼の意味は、仏様の目を閉じるということで、「魂抜き(たましいぬき)」や「性根抜き(しょうねぬき)」「御魂抜き(みたまぬき)」とも言われます。宗派によって少し意味合いが異なり、浄土真宗では、閉眼法要にあたる儀式を「遷仏法要(せんぶつほうよう)」と言います。

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