記念日・祝日
天皇誕生日(てんのうたんじょうび)
出典:IBC冠婚葬祭辞典
天皇誕生日とは、その時々における在位中の天皇である今上天皇(きんじょうてんのう)の誕生日を祝う「国民の祝日」です。旧称は、天長節(てんちょうせつ)と呼ばれていました。
日付や時期
2016(令和元)年5月に第126代の天皇徳仁様が即位されたことにより、2020(令和2)年から今上天皇の誕生日である2月23日となりました。天皇が即位されると日付が変わります。
▼ 続きを読む由来・起源・制定
23年7月20日法律第178号)第2条によって、「天皇の誕生日を祝う」ことを趣旨として制定されました。天皇誕生日は、慣例により日本の国家の日とされます。
1948(昭和23)年までは、天長節(注1)と呼ばれていました。天長節の名は古く、唐は皇帝・玄宗の誕生日を天長節と祝った事に由来します。中国暦開元17年(天平元729年)に「千秋節」と改められましたが、19年後の天宝7年(天平勝宝元年748年)に「天長節」と改められました。
日本では光仁天皇時代の宝亀6年10月13日(西暦775年11月10日)に天長節の儀が執り行なわれ、臣下は天皇の好物の酒を献上して宴を賜りました。
天皇誕生日の日付は、1988(昭和63)年までは昭和天皇(第124代天皇)の誕生日である「4月29日」、1989(平成元)年から2018(平成30)年までは明仁(第125代天皇・現上皇)の誕生日である12月23日でした。
行事や風習・慣習、季節に関する事項
宮中では、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われます。伊勢神宮を始め、各地の神道神社では天長祭が開催され、海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾(注2)が行われます。
▼ 続きを読む脚注
(注1)天長祭:天皇陛下の御誕生日を祝い、御長寿並びに国民の平安をお祈りする祭り。
(注2)満艦飾:軍艦が祝祭日・記念日・式典等に際して祝意を表すために、艦首からマストを通して艦尾までの旗線に信号旗などの旗を連ねて掲揚して飾ること。
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